元ラグビー選手の平尾氏が神宮外苑再開発計画に反対意見を今月表明しました。
その理由は以下の通りです。
1. 自然な天候の下で試合をするのがラグビーで、屋内でするのはラグビーではない
2. 人工芝のグラウンドになる
3. 観客席が4割も減り、2万5000人収容→1万5000人に
4. 新施設はもはやラグビー場とはいえない空間になる
5. ここから歴史ある神宮外苑の森が破壊される
1,2をまとめて、4の「もはやラグビー場とは言えない」とのことです。
こうも言っています。
雷以外は試合をするものだ、雨や風の自然の中でプレーするのがラグビーだとの主張です。
ラグビーの聖地に音楽などの催しものをさせるなど、もってのほか。とも。
現下のラグビー選手は、どんなに寒かろうが雨が降ろうが試合を厭うことはないでしょう!
しかし、現実としてそのような天候状況では、観客が大きく減ります。
リーグワンになって、各チーム独立採算の経営が求められています。
各チームは、観客増を図るため知恵を絞り必死に努力しています
しかし、天候次第でその努力を無にしてしまいます。
また、ラグビーシーズンが長くなったとはいえ、半年はほぼラグビーの試合はありません
半年遊ばせては、施設の維持などはできません。
通年で利用する体制にするのはラグビー場維持に必要です
フランスで完全密閉の会場でフランス対日本のテストマッチを行っている例もあります
平尾氏主張は、現今のラグビーを巡る状況を全く無視した時代錯誤の意見です。
3の収容人員が1万5000人になってしまうことに反対というのは
私も同意です。
ですが、大きくしたら樹木の伐採数が増えます。
「木を切るな」と主張するグループと一緒になって発言するのは全く矛盾しています。
5「神宮外苑の森」など、実体としてないことは、すでに述べた通りです。
1月22日の秩父宮ラグビー場のバックスタンドの外で反対派の一団から呼びかけられました。
「銀杏並木を守りましょう!平尾さんも再開発に反対しています。署名をお願いします。」と。
私が、「平尾さんは時代錯誤だ。」といったら、嫌な顔をして去ってゆきました。
銀杏並木は伐採されないのに、いかにも伐採されるような口ぶりでした。
一団の最後は、外国人でした。
平尾氏の発言を「ラグビーファンも再開発計画に反対」との宣伝材料にしています。
平尾氏の発言と行動に一ラグビーファンとして怒りを感じています。
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