カテゴリー「アラブ、トルコ・エジプト」の61件の記事

ザヒ・ハワス博士 講演会

今日、早稲田大学でザヒ・ハワス博士の講演を聞きました。
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奈良旅行を途中切り上げて参加です。

エジプトの元考古大臣としてお馴染みの博士です。
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博士の講演は、クレオパトラに関する近年の発見を中心とするものでした。
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エジプトからは、駐日大使や観光局の長官も来日して登壇しました。
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吉村作治先生も足腰が不自由な中、講演とあいさつをしました。
数メートルの高さから落ちて傷めたそうです。
それを押しての登壇は、
「太陽の船」が予想以上に傷んでいて、つまりお金がかかる。
10月17日から開始する
クラウドファンティングへの協力の呼びかけでした。
円安ですから今まで以上に費用が掛かります。
また、後進の育成もしたい!
日本におけるエジプト学は、
金銭的、人的に厳しい状況に追い込まれている。と訴えました。

来月からのクラウドファンティングには、
私も微力ながら協力したいと思っています。

 

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大エジプト博物館 オンライン研究発表会

今日午後2時から東日本国際大学のオンライン研究発表会をユーチューブで拝見しました。210426 大学の所在地のいわき市、カイロ、仙台を結んでのZOOMでのオンライン発表会をユーチューブで配信するという今どきの発表会です。パワーポイントの共有がスムーズにいかなかったところに逆に臨場感を感じました。
内容は大エジプト博物館の準備状況とJICAの取り組みがメインで、太陽の船がピラミッドわきから移動する事などをはじめて知りました。ニュースでミイラが20体パレードをして移動したニュースを見ていましたので、コロナ禍でなければ地元は大いに盛り上がっていたのだろうとエジプトに同情します。吉村先生の活舌がちょっと落ちたかな?と感じました。元気で引き続き活躍してほしいです。

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エジプトフォーラム26

午後3時から6時まで、エジプトフォーラム26で、最新発掘レポートを聴いてきました。




久し振りに吉村作治先生のトークを、いえいえ、発掘レポートを聴きました。楽しいお話に会場は笑いに包まれました。ピラミッドはお墓ではない。その持論を証明するにはクフ王のお墓を発見したい。
ギザ西部墓地にクフ王のお墓がある。と、頑張っています。興味と期待を持って見守って行きたい。終わったらすっかりくらくなっていました。

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中近東文化センターは閉館ではないけど

中近東文化センターからお手紙が来ました。公益財団法人になった事、それに伴う役員名簿も同封されていました。筆頭が名誉総裁 三笠宮崇仁親王です。こんな手紙を貰うと身構えてしまいます。
博物館と図書館の運営については、「経費削減の観点から、一般公開は休止しているが、できるだけ多くの方に見ていただくとの方針は堅持しているので、事前に連絡をいただく形で便宜を図る。」とのことです。閉館ではないので少しは安堵です。また、企画も考えているとのことですので、こちらは期待したいです。
ただそうであるなら、ミュージアムメイトの制度は続けてもらいたかったと思います。ささやかな寄付も兼ねてこの制度があった方が中近東文化センターとのつながりが形としてのこるので良いと思っています。
わざわざ電話をすることでもないので、企画に参加した時に話してみようと思っています。

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中近東文化センター博物館閉鎖

本日(2月16日)中近東文化センターからお手紙が来て「付属博物館の一般公開を中止せざるを得なくなりました。つきましては、(最後の)ギャラリーメイトの集いを行います。」との文面でした。
いよいよ来る時が来たとの思いですが、なんとか公開を続けられないならないものかと今でも思っています。残念です。
一般公開中止がいつとは明記されていませんが、文面からすると3月いっぱい公開のようです。といっても金曜日から日曜日までが現在の開館日です。3月31日(日曜日)が最後の日になる?のでしょうか。返す返すも残念です。

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カマン・カレホユック遺跡(トルコ)

先日、17日の“中近東文化センター博物館は閉館?”の記事の中で「カマン・カレホユック遺跡の発掘調査が終わった。」と書いたところ、タイミングが良いのか?悪いのか?今日の読売新聞に“アナトリア発掘最前線 上”として、カマン・カレホユック遺跡の発掘調査の成果が文化面に載っていました。この遺跡に関心を持っている人にとっては、特に目新しい内容ではないのですが、「27年に渡って発掘調査を続けている。」と現在進行形になっていました。
JKAの7年に渡った補助事業が終わったので、センター付属博物館の一般公開終了もあったので、私は、発掘事業が終わったと勘違いしたようです。
人類の鉄使用開始の歴史に関わる興味深い遺跡です。「ヒッタイト以前に鉄は作られていた。」という、かつての定説を覆した遺跡です。26日の特集がどんな内容なのか興味津々です。

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中近東文化センター博物館は閉館?

三鷹市にある中近東文化センターは、長らく耐震工事のため閉館していました。この間、ギャラリーメイトを対象とした講演会が何回か開かれ、楽しんできました。
工事も終わり、9月15日に再開館する旨お手紙をいただきました。それは良かったのですが、文末に来年の3月をもって博物館の一般公開は終了します。となっていたのにはショックでした。
7年続いたトルコのカマン・カレホユックの発掘調査も終り、その発表も楽しみにしていましたし、新春1月11日より出光博物館で“中近東文化センター改修記念 オリエントの美術”展が開催されますので、再開を祝しての展覧会と思っていましたのでショックです。
まだ、ホームページには9月15日の開館のお知らせは載っていますが3月の事は触れられていません。現在開かれている企画展についても触れられていません。一般公開はしなくてもギャラリーメイト制は続け、その範囲内での活動はするならまだよいのだけれどとまだ、淡い期待はしています。
6月に寛仁殿下が亡くなられたことが影響しているのでしょうか?期待が暗転してショックです。

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“大英博物館 古代エジプト”展

六本木ヒルズの森アーツギャラリーで“大英博物館 古代エジプト”展が9月17日まで開かれています。夏休みでお子さんの姿を多く見かけましたが、混雑しているというほどではありませんでした。

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ポスターデザインです。
“口開けの儀式”です。黄泉の国で食事を食べるということで、ミイラがあの世で生きてゆくスタートになります。

展示は、37メートルにもなる最長の“死者の書”を中心としたもので、“エジプト展”というより“死者の書展”なのですが、“死者の書展”では観客を呼べないからなのでしょうか。ですが、面白かったです。“死者の書”はエジプト展で必ず展示されるアイテムで、「口開けの儀式」などを見てさっと過ぎてしまいがちですが、じっくりと内容を見れて面白かったです。
最長のこの死者の書は、大英博物館に寄贈した方の名前を取って「グリーンフィールド・パピルス」と呼ばれます。紀元前10世紀の古代エジプトで、大司祭の娘ネシタネベトイシェルウが亡くなった際に添えられた物です。日本流に云えば「三途の川の正しい渡り方」のガイドブックです。解説展示と映像解説の両方があって、無理なく理解できます。

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ミュージアムショップに並べられた商品も結構豊富でした。

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ペルシア陶器の窯とイスファハーンの陶工

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27日は、中近東文化センターの講演会“ペルシア陶器の窯とイスファハーンの陶工”を聴いてきました。中近東文化センターの友の会の会員、つまり素人がこの分野の第一人者の最新情報を聴くという贅沢な講演会です。
パルシア(現在のイラン)の9世紀から10世紀頃の窯跡の発掘状況の講演でした。面白いと思って聴いたことは、「日本なら陶器の土の取れるところに窯はできるのですが、ペルシアでは土が流通し、窯があるところは、土の産地の近接地とは必ずしも限らない。」という事でした。日本の常識とは全く違いました。
また、イスラムの陶器で、トルコ、エジプトの古窯は1か所しか知られていない。というのも意外でした。
中近東文化センターは耐震工事中で、再オープンは今秋の予定です。

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中近東考古学講座第5回

中近東文化センターがギャラリーメイトを対象にした考古学講座が第5回目を迎えました。中近東の一級の専門家による講座ですので、素人の私が聞くのはもったいない内容です。17日は岡野先生の講義で、演題は“オーレル・スタインの来日とペルシア湾岸のイスラーム遺跡調査”でした。イランのイスラム時代の調査をしたオーレル・スタイン博士の事績を辿りながら東西交渉史の遺跡を紹介してもらいました。
今、ペルシア湾のホルムズ海峡をイランが「封鎖するのは容易」と言うなど、波風が立っていますが、講座では“ホルムズ海峡にはホルムズ島がありますが、元々ホルムズの町は対岸の大陸側にあったのですが、所在地は不明になっています”ということです。きな臭い話しと考古学が同じ舞台を取り上げていることに妙な感じになりました。

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中近東文化センターは耐震工事のためこの秋まで閉館していますが、展示品の中にはホルムズ島で採取された陶片があります。出土した陶片によって東西交渉史の一端が明らかになります。

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