古墳時代の甲冑 Ⅱ
継体大王の古墳から発見され復元された甲(かぶと)
学芸員がいなかったので「見るだけ」でした
金色に復元したのはどのような痕跡からなのか
古墳時代にメッキの技術はあったのか?
など聞きたかったのですが 宿題となっています
ところが思わぬヒントが飛び込んできました
皇居三の丸尚蔵館の収蔵品です
鍍金古兜
明治22年に明治天皇に献上されたものです
遺物名には「鍍金=メッキ」となっていますが
説明では
鉄地、金銅張りとなっていてメッキではありません
奈良の大仏さんは金メッキです
金メッキは仏像とともに日本に伝わってきたようです
古墳時代にはメッキの技術はなかった。ということはわかりました
この兜は、関連地が和歌山県(出土地か?)
年代としては5世紀となっていますから古墳時代中期になります
金ピカの甲の現物があったということは
古墳時代の甲冑への理解を進めてくれました。
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