石清尾山古墳群(高松市) 双方中円墳 積石塚
ほとんどの古墳は盛り土で作られています
石清尾山古墳群の特徴は
石を積み上げて作った古墳です
知識としては知っていましたが、
実際に見ると、その異質さにびっくりしました
さらに、前期の古墳は双方中円墳という独自の形です
鏡塚古墳
全長70メートル
4世紀前半
中央の円形部分
方形部分
双方中円墳の形が良く残っています
猫塚古墳
全長96メートル
4世紀前半
円形部分
明治になって「鉱山開発」の口実で大規模な盗掘を受けました
まるで噴火口のように円形部分の中央がえぐられています
方形部をのぞみます
こちらも墳形は良く怒っています
この特徴的な双方中円墳は、讃岐の古墳の独自の墳形です
石船塚古墳
4世紀後半
全長57メートル
地域独自の積石塚ですが、ヤマト王権の影響を受け
墳形は前方後円墳になっています
刳り抜き式石棺
右が棺身、左が蓋になります
棺身には石枕が認められます
はじめは、棺身が2基と勘違いして
左の棺には「石枕がない」と思っていました
古墳時代前期を俯瞰すると
石清尾山古墳群は示唆に富む古墳群です
この古墳群には15基ほどの古墳があります
今回見たのは、その1/3ほどです
益々興味がわきました
| 固定リンク
「古墳・古代」カテゴリの記事
- 気比神宮(北陸旅行)(2025.06.13)
- 敦賀市 中郷古墳群(北陸旅行)(2025.05.23)
- 敦賀市・穴地蔵古墳(北陸旅行)(2025.05.22)
- 牛ケ島石棺、泰遠寺山古墳石棺(北陸旅行)(2025.05.20)
- 春日山古墳、(2025.05.19)
コメント