石のカラト古墳、
奈良と京都の県境にあります。
なんと、上円下方墳です。
この形は全国で6例が確認されている珍しい墳形です。
都内では府中市に熊野神社古墳があります。
しかし、なぜこの形になったのか?その由来はわかりません。
石のカラト古墳は、復元され公園の中にあります
高松塚古墳と同様、横口石槨です。
さらに破片から棺は漆製のようです。
これらから、古墳時代終末期(奈良時代)の皇族の古墳と解するのが妥当です。
天智天皇陵は上八角形下方墳です。
八角形は天皇のみの墳形ですので、
上を円にした。当時の皇族ということで墳形の持つ意味が分かります。
被葬者は、
おそらく日本書紀に名前が見られる皇族でしょう。
近くに押隈瓦窯跡があります
屋根に覆われて見学できます
平城京の瓦を焼いた窯です。
石のカラト古墳と合わせて「平城京」を強く感じる史跡です。
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