四隅突出型墳丘墓 1
出雲を中心として日本海側に広まった弥生時代の墳墓があります
(弥生時代の墓は基本的に「古墳」と言いません)
卑弥呼と重なる時代のお墓です
もっとも著名な墳墓が出雲市の西谷墳墓群です
出雲の王墓です。
まず、形です
四角に足がついたような形です。
出雲弥生の森博物館に模型と出土品が展示されています
墳丘上の祭祀の創造模型です
出雲の弥生王墓です
西谷2号墳
46メートル✕29メートル 高さ3.5メートル
見学施設があって、墳丘の地層が見れます
さらに埋葬施設も
ミラーガラスで、女王の遺骸から遺骨への変化を見せるという(さすがに意味が悪い)演出もあります
3号墳
52メートルⅩ42メートル 高さ4.5メートル
墳頂には棺の位置が示されています
副葬品は出雲弥生の森博物館にあります
ガラスの勾玉やアクセサリーなど原料が中国や朝鮮半島から物など
権勢を推し量るものが多量に出土してます
西谷墳墓群の全体地図
出雲の弥生王墓である四隅突出型墳丘墓は、最大の大きさを誇る9号墓を最後にプッツリ切れて築造されなくなります
いわゆる古墳が築かれるまで1世紀の空白があります。
そしてこの9号墓の頂上には昭和37年に神社が引っ越してきて主体部の発掘調査は行われていません
今後、この9号墓の調査が卑弥呼の時代の様相に大きなヒントを提供してくれる気がします。
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