赤い頭骨
先月、米子市の福市考古資料館を訪れた時に、赤く塗られた頭骨に目がひきつけられました。
山陰旅行の2週間前に壱岐に行ったときに九州大学博物館で頭骨が展示されていましたが、
「撮影はご遠慮ください」となっていました。2000年は立っているとはいえ個人の尊厳は守られるべきと思っていますので、
米子は撮影禁止とはなっていなかったのですが、撮影はしませんでした。
実は多くの展示の中で 頭骨 に目がいったのには理由があります。
15年ほど前に、宮崎の西都原古墳群に行ったときに、博物館におびただしい頭骨が展示されていて、その中に「赤い頭骨」があったのです。
これは、赤く塗ったのか? それとも土中の成分が付着して赤くなったのか?疑問に思ったのですが、学芸員の方がおらず、そのまま疑問として長く残っていました。
福市資料館の頭骨は、ベンガラを塗って赤くなっていると説明がありました。15年来の謎が解けました。
館長さんと考古談議になったのですが、図録、特に米子城の図録などを勧めてくれました。勧めくれたというより、ほぼ売り込みに近かったです。資料館で図録のセールスをされたのは初めてです。
欲しかった図録を数点、特に、「骨」の図録を買いました。
赤く塗った骨の出土例は少なくないと解説してありました。
そして、こうも書いてありました。
「骨」は貴重な文化財である。
なるほど、遺骨になっても、学問の発展に寄与できるのであれば、その人にとっても
想像はできなかったにせよ価値があることなのだと思いなおしました。
これからは、お礼の気持ちを忘れずに、撮影は遠慮しないことにします。
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