東京大和考古学講座
奈良県立橿原考古学研究所 友史会 主催の講座に初めて参加しました。
東京支部の例会です。
演題は『三角縁神獣鏡研究の新視点』
副題が「鏡范再利用技法の研究成果」
講師 宇野隆志 主任研究員
卑弥呼が魏の皇帝からもらった100枚の銅鏡との説もあるのが(私は懐疑的です)三角縁神獣鏡です。
その後、国内で伝世し、コピーも作られた。というものです。
私の旅行で三角縁神獣鏡を見ない旅行はないくらいポピュラーな銅鏡です。
正始元年(240年)の銘がある鏡
同じ鋳型
線状の傷がある
(以上、私が博物館で撮った三角縁神獣鏡です)
2時間半の講演でした。
中国で作った鏡と国内で作った鏡都の分類は、成り立たないのではないか?
という通説に疑問を投げかけていました。
昨日は、発掘調査をしていてその足で東京へ来た。という
最前線で活躍する考古学者の最新の話を聞けるのは、新鮮で貴重です。
これから三角縁神獣鏡を見るときの視点が深まると思います。
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