岡田山1号墳 松江市
6世紀後半の23メートルの前方後方墳です
石室入り口
鍵がかかっていますが、風土記の丘展示館で鍵を借りました
懐中電灯もつけてくれました
(古墳見学セットを持参していますので使うことはありませんでした)
この古墳から『額田部』と銀で刻まれた(銀象嵌)刀が出土しました
展示館で見れます
刀は半分しかありませんが、
この古墳の被葬者の地位がおおよそ見当がつきます
同地区に、そしてほぼ同時期に山代二子塚古墳の被葬者がいます
山代二子塚の被葬者が大首長で、この古墳の被葬者はそれに続くクラスです
石室は長さ5.6メートルと、大きくはありません
天井に近いほど狭くなっています
横口石棺は1.4メートルと、これまた大きくはありません
家型で縄かけ突起もきれいに残っています
石棺内
奥壁を中心に朱が残っています
主石棺の前に板石があります
こちらにも朱が残っています
もう一つの石棺の一部のようです
石室の外に古墳を閉じた閉塞石が残っています
板石というよりいくつもの石で塞いでいました
私が今まで見てきた石棺の中で、最小クラスです
副葬品も特別豪華ということではないのですが
『額田部』の文字が出てきたということで
大きな古墳を想像していただけに意外でした。
| 固定リンク
「古墳・古代」カテゴリの記事
- 友史会会報 10月号(2024.10.01)
- 竜田御坊山古墳の調査報告書を入手(2024.08.24)
- 「布留遺跡の歴史」展 天理参考館(2024.08.14)
- 塚穴山古墳(2024.08.15)
コメント