神宮外苑再開発計画の都知事発言
亡くなられた坂本龍一さんが神宮再開発計画で手紙を残していたことがニュースになりました
この件に関して、都知事が次のように述べました
「昨年、幅広い都民の参画、そして既存の樹木の保全や、分かりやすい情報発信などに取り組んでいただくということについては、かねてから要請しております」と説明。そのうえで「どこかで間違った情報も伝わって、それがあたかも真実のように伝えられているということは、よろしくない。例えば、有名ないちょう並木を切っちゃうんじゃないか、樹木の伐採というとそっちに皆さんイメージが勝手にいってしまっているというようなこともあります。現実には事業者の方々がさまざま取り組みをされるわけですので、街づくりを進める意義、理念、都民の理解や共感を得るために要望をあらためて、所管局の方から要請をしたということです」
銀杏並木は伐採されないにも関わらず
1月に秩父宮ラグビー場の銀杏並木側の入り口で
環境団体から「銀杏並木を守るために署名をお願いします」と署名を求められました
私が知らないと思ってこのような行動をしてきました
(嘘をついて署名を集めるな!)
また、「神宮外苑の森」を守れとも言いました
神宮外苑の森などありません。
明治神宮の森に匹敵する森があると知らない人は誤解します
すると「建国記念文庫の森を守れ」と言い換えました
上の図の左に神宮の森があり、図の中央に矢印に示した場所に
建国記念文庫があります
その下には伐採されない銀杏並木があります
誰も「建国記念文庫の森」などといいませんが
この<環境保護団体>は名前を付けました
中央の車が止まっている所に建国記念文庫があります
ゆっくり歩いても3分半で一周できる広さです
それを「森」と強弁することにあきれています
現場を知らない人に
明治神宮の森のようなところがあると思わせるイメージ操作です
(オンライン署名では有効な手段なのでしょう)
さらに、計画では伐採するよりも新たに植える木が多いというと
大きな木を切って若い木を植えるので、「木の容量が減る」と言い出しました
そうでしょうか
建国記念文庫(広さは6畳ほど)の周囲の様子です
大きな木に交じって若い木が植えられています
理由は、老木になって樹勢が衰えているので、植え替えをしています
木は生きています
今までも病気になったりした木は切られています
すでに「容量」は減っています
樹勢はますます衰えますので、
老木はますます倒れて行き、危ない場所が増えてゆくでしょう
未来を見通した計画が必要です
今回の計画で広場も、木々も増えます
都知事が指摘したのは、こうしたことなのでしょう
この件について何回か触れてきました。
私は環境保護を訴える団体に対して、いわば性善説を持っていましたが
「団体というのは、自己の主張を通したいと思えば、いい加減な主張もする」
環境保護を標榜する団体も例外ではないことを今回知りました
「環境保護団体」という名前に騙されてはいけない。というのが今回の教訓です
舛添要一が「小池知事は都市計画に全く関心がない」と批判したとのことですが
あきれ返りました。
多くの人が楽しめる素晴らしい神宮外苑になることを期待しています。
そして坂本龍一さんのご冥福をお祈りします。
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