慶雲寺裏古墳と石棺仏
奈良県桜井市には、熊本から運ばれた阿蘇ピンク石で作られた石棺が三つ発見されています
その一つが箸墓古墳から遠くないところにある
慶雲寺の石棺仏です
古墳の石棺の蓋の部分に仏さまを彫ったものです
彫った時点では、棺の蓋という認識はなかったのです
12月に熊本へ行って阿蘇ピンク石を拾ってきたので
供えて千数百年ぶりに再会してもらいました
手前の黒い石の上に置きました
私は熊本で風化されたピンク石も見ていますので
この石棺仏のように風化していてもピンク石とわかりますが
そうでないと「どこがピンク石か?」と思う人が多いです
比較的、ピンク石の地が出ている所に比較のために置きました
同じピンク石の奈良市の野神古墳石棺よりピンク石の色がよく出ています
慶雲寺はお堂一つの小さなお寺です
お堂の裏に古墳が数基あります
仏像か何か?が置いてあったのでしょうか台座らしきものが残っています
石室中より失われた羨道方向を見ます
両袖式です
横穴石室が残っているのは、この1基のみです
石棺仏が、この古墳の石棺だったのかは不明のようですが
この近くの古墳にあった石棺のようです
(訪問日2月23日)
| 固定リンク
「古墳・古代」カテゴリの記事
- 鬼の窟古墳(2023.05.31)
- 吉野ケ里遺跡で石棺墓を発掘(2023.05.29)
- 笹塚古墳(壱岐古墳群)(2023.05.28)
- 双六古墳(2023.05.27)
- 壱岐島巡り4日目(2023.05.26)
コメント