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慶雲寺裏古墳と石棺仏

奈良県桜井市には、熊本から運ばれた阿蘇ピンク石で作られた石棺が三つ発見されています
その一つが箸墓古墳から遠くないところにある
慶雲寺の石棺仏です
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古墳の石棺の蓋の部分に仏さまを彫ったものです
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彫った時点では、棺の蓋という認識はなかったのです
12月に熊本へ行って阿蘇ピンク石を拾ってきたので
供えて千数百年ぶりに再会してもらいました
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手前の黒い石の上に置きました

私は熊本で風化されたピンク石も見ていますので
この石棺仏のように風化していてもピンク石とわかりますが
そうでないと「どこがピンク石か?」と思う人が多いです
比較的、ピンク石の地が出ている所に比較のために置きました
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同じピンク石の奈良市の野神古墳石棺よりピンク石の色がよく出ています

慶雲寺はお堂一つの小さなお寺です
お堂の裏に古墳が数基あります
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20230302b6

仏像か何か?が置いてあったのでしょうか台座らしきものが残っています

石室中より失われた羨道方向を見ます
20230302b7
両袖式です
横穴石室が残っているのは、この1基のみです
石棺仏が、この古墳の石棺だったのかは不明のようですが
この近くの古墳にあった石棺のようです

(訪問日2月23日)

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