古代山城 麹智城
他の古代山城に比べ標高が低く、
大宰府が突破されたら防衛前線になるのは難しだろうと思っていました。
(予想通り)
唐・新羅連合軍を食い止めるのは、福岡の大野城などで、
ここは大宰府からも離れており、兵站基地の役割が大きいようです。
時代が下ると隼人対策の役目に変遷しました。
象徴的な八角形の建物
手前の柱の場所に立っていましたが、史跡保護のため位置をずらして建てられています。
温故創生館(資料館)で模型を見ました
標高は低いですが、城としての機能は十分だと感じました
(縄文なおも多くありこのお城だけで丸一日かけて回る価値があります
この日は前後に古墳見学があったので半日でした 12月11日訪問)
貯水池があって、長期の籠城にも耐えられます
この池から、金銅仏が発掘されました
左はレプリカです。右が復元された仏像です
(本物は熊本県立美術館にあるそうです)
善光寺の本尊は難波の堀江から拾い上げられたという伝承があり、
絶対秘仏です。
命の綱の貯水池にささげられたこの仏像のほうが、
よほど由緒正しいと思いました。
発掘された時の写真
出土した場所をぜひ見たいと思いました。
今もせき止めれば大きな貯水池になります
千数百年過ぎても残っているというのはすごいことです。
熊本県立美術館で、この仏像を見たいと、強く思いました。
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