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『秘仏』って、なに?

旅行の日程つくりの時に、仏像の特別拝観のスケジュールを参考にしています。

常々疑問に思うことは、『秘仏』って何だろうということです。
絶対秘仏として、長野・善光寺、浅草寺のご本尊は、
全く御開帳がなく誰も見たことがないといいます。
本当に本尊はあるのか?と、突っ込みを入れたくなるのは時代を問わずあるようです。
善光寺に関しては、「ご本尊は、本当はないのではないか」とのうわさが広まった
江戸時代・元禄年間にに見分のため幕府から使者が派遣されたことがあります。

40年以上前のことですが、滋賀県のある寺にグループで拝観しました。
「本尊は秘仏です。」との言葉で本尊を拝むことなく寺を出ようとしたときに、
入れ違いにツアーの観光客が来ました。
ところが、このツアーには特別御開帳として厨子を開くというのです。
先ほどの『秘仏』って何だったのだろう?
以来、『秘仏』なるものに私は信を置いていません。
ちなみに、この時厨子の扉の鍵を開けたのは、ツアー客ではなく、
我々のグループの先輩でした。
6年ほど前に『平安の秘仏』として国立博物館で展覧会がありました。
興ざめした経験から、見に行きませんでした。

仏様(仏像)は、その姿を見せて教えを広めることに本来の意味があると思います。
秘仏とすることに本来の意味はありません。
ただ、後の世の人も拝めるように保存に十分考慮することは大切です。
保存のために期間限定での公開は、理解できます。

来月、法隆寺夢殿の救世観音を去年に続いて拝みにゆきます。
布でぐるぐる巻きにされていた時であったなら、
拝みにゆこうとは思えなかったでしょう。
200年間秘仏であった救世観音を再び世に出したのは
フェノロサでした。
若者、馬鹿者、よそ者、が世の中を変えるといいます。
まさにその通りでした。なおフェノロサは三井寺で受戒して、仏教徒となっています。

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