栄山寺と藤原武智麻呂の墓(奈良県五條市)
藤原仲麻呂の跡を追いかけています。
奈良時代、仲麻呂は、自らが操れる人物を天皇に就けるなど、
権力の絶頂を極めましたが、その地位からわずか1週間で戦いに敗れ命を落としました。
日本史上最大の転落劇の主役になってしまいました。
その仲麻呂が建てた堂が残っているというので行ってきました。
(9月13日)
栄山寺です。719年創建
創建者は、父であり藤原不比等の子である藤原武智麻呂です。
仲麻呂が父の追善供養した八角円堂(国宝)が仲麻呂の建立です。
五條市文化博物館に模型と内部の壁画が見れます
内部は方形壇になっています
内部の壁画です。
その他、古寺らしく歴史的なものがあります。
日本三名鐘の一つ
最古級の奈良時代の層塔
南朝の行宮所の名残をとどめる境内
裏山に藤原武智麻呂の墓(国指定史跡)があります
案内では30分かかるとありましたが
急な山を20分で登りました。
そこから3分ぐらいで行けるところを
(結果的には)30分も山中を迷いました。
(のちに文化博物館で、案内板が不備であると改善を求めました)
八角円堂内部の拝観は予約が必要です。
今回予約はとりませんでした。
とっていたとしても電車の接続が悪く時間通りにはゆけなかったでしょう。
もう一度、予約を取ってゆきたいと思いました。
ともあれ、仲麻呂が、この世に残した形あるものを見ることができて良かった。
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