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大田皇女と持統天皇

飛鳥時代の
大田皇女と持統天皇は姉妹で、父は天智天皇、祖母が斉明天皇です。
斉明天皇の遺言で、大田皇女は667年に斉明天皇の陵(牽牛子塚古墳)のすぐそばに葬られました。(越塚御門古墳)
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模型、後方が復元された牽牛子塚古墳です。

大田皇女がなくなってから、10年ほどして事件が起こります。
大田皇女の子、大津皇子が謀反の疑いで持統天皇によって殺害されます。
大田皇女が若くして亡くならなかったなら、大田皇女が天皇になりこの悲劇は起こらなかっただろうといわれています。
腰塚御門古墳の前で、ボランティアガイドの方が『持統天皇憎し』というのもよく理解できますし、私もその立場です。

9月10日午前に牽牛子塚古墳・越塚御門古墳を訪れ、
午後に”吉野宮滝遺跡に行きました。
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ここは、天武天皇の宮で、古代最大の争乱壬申の乱の旗揚げ地です。当時持統天皇は皇后でした。
持統天皇は、夫天武天皇がなくなった後も訪れ、生涯31回訪れた思い出の地です。
コミュニティーバスで行ったのですが、運転手さんは、
この地をこよなく愛した持統天皇への感謝と想いを、熱く語ってくれました。
同じ奈良県ですが、飛鳥の愛憎劇が今によみがえっています。

今回の奈良旅行の初日でした。しばし、個々の史蹟について記してゆきたいと思います。




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