室宮山古墳(奈良県御所市)
室宮山古墳は、仁徳天皇陵よりも古い前方後円墳です
(写真は後円部墳頂です)
竪穴式の埋葬施設です。(写真の右側の穴)レプリカの埴輪が立っています。
被葬者は、葛城襲津彦(かつらぎそつひこ)というのが大方の見方です。
事前に素晴らしい石棺と情報を得ていましたが、
現実に見学できる長持型石棺としては、超弩級です。
幅2m近い石棺の正面に盗掘の際の穴があけられています。
兵庫県から運んできた石棺の蓋の上面の亀甲状の装飾もはっきり残っています。
盗掘孔から石棺内部を覗きました。
蓋の内面はアーチ状に加工されています
全面、朱が塗られているそうですが、痕跡は確認できませんでした。
墳丘復元図
埋葬施設は箇所あります。
橿原考古学研究所付属博物館に発掘された遺物の現物が展示されています
模型も展示されています
石棺の周囲に埴輪が並んでいます
古墳を見慣れている私ですが、その存在感に圧倒されました。
必見の古墳であると同時に、橿原考古学研究所の博物館の見学をおすすめします。
素晴らしい文化遺産です。
将来的には史跡公園とする予定だそうですが、
大いに期待します。
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