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二月大歌舞伎(2022年) 第二部 

25日は、歌舞伎座で久しぶりのお芝居見物でした。
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お目当ては、第二部の仁左衛門さんでした。

義経千本桜
 渡海屋
 大物浦

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『一世一代にて相勤め申し候』とは、この演目を演じるのはこれが最後ということです。
最後の最後の見納めということで、25日の千穐楽のチケットを取りました。
歌舞伎の物語の筋にはリアリティーがないのが多いです。このお芝居もそうです
役者さんの「芸」を見ます。
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迫真の演技でした。最後の幕で、仁左衛門さんが花道に現れたときは、鳥肌が立ちました。
初めての経験でした。

しばらく歌舞伎から遠ざかっているのは、コロナが怖いからではなく
感染対策で、大向こうから声がかからなくなったからです。
これは、気の抜けたビールのようなものです。
仁左衛門さんの芸は、そうしたことを補って余りあるものでした。

仁左衛門さんの初演は18年前だそうです。
これでもう見ることができないというのはとても残念、淋しいですが、
余韻として残っています。

この気持ちは歌舞伎座にいた人全員の気持ちでした。
幕となって、係の方がサインボードを使って退場の誘導を始めましたが、観客は拍手をして席を立ちません。
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サインボードを持った方が誰も席を立たないので、困惑した表情になりました。
それでも拍手が続きました。
さらに係員が増えて、出口へ誘導しようとしましたが、拍手が続き誰も応じません
それに応えるように幕が開き、舞台衣装から着替えた仁左衛門さんが舞台中央で正座してお顔を見せてくれました。
割れんばかりの拍手で仁左衛門さんを讃え、感謝の拍手がさらに大きくなしました。

三部制で入れ替えの消毒とか限られた時間での準備がありますので、歌舞伎座の方は大変だったとは思います。

もう一つの演目は
 春調娘七草(はるしらべむすめななくさ)でした。

 

 

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