高井田横穴と柏原市立歴史資料館(大阪府)
馴染みがない町かもしれませんが、柏原市の東は奈良県に接しています。
古代、大和と難波宮を結ぶ重要な地であったことが地図を見ていただくとわかります。
黄色〇が柏原市 青色ロが難波宮 大和川は西(地図では左)に流れていますが、これは江戸時代の大工事の結果で、古代は北へ向かって流れていました
歴史資料館(入場無料)は高井田横穴公園内にあります
小さい〇が横穴です
大きくはありませんが展示は大変参考になります
高井田横穴(国指定史跡)は数百の横穴があります。
6世紀中頃から7世紀初めの50年間ぐらいでつくられました
岩を丁寧に加工して作ってあります
棺台も備えています
線刻で有名です
一番有名な線刻がある3-5号横穴は公開されておらず、線刻のレプリカが横穴の前に展示されています
丁寧な加工から渡来系の横穴墳墓かと思ったのですが、
九州とのつながり(特に肥後周辺の影響)が強いとみられています
公園内の一番高いところに高井田古墳があります
天井石は失われ、ドームで保護されています
構造と副葬品から百済から渡来した王族クラスの夫婦が埋葬されたのではないかと考えられています
軍君(こにきし)昆支王(こんきおう)が候補に挙がってきます
(1月16日訪問)
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