平城京の超エリートの邸宅
奈良に行ってて、面白いと思っていたのが、平城京の中の超エリートの邸宅の位置でした。
(時代順)藤原不比等、長屋王、藤原仲麻呂の邸跡が、ほぼ南北に連なっています。
何回か現地に行ってて単に『面白いな!』と思っていたのですが、今回、現地でハタと気づきました。
キーワードは『庭園』です。この平面図を見ていてもわからないのですが、現地へ行くと川が流れています。(当時も流れていました)庭に水を引くことができる場所は平城京の中でも限られています。赤丸で追加記入したところにも庭園があります。超エリートの邸宅には庭園があります。貴人や外国の使節を応対するには欠かせない施設です。(飲料水は川の水ではなく井戸水を使っていました)
きっとどこかの本には書いてあるんだろうと思うのですが、自分で気づくということが、嬉しいのです。
この図で一点、クエスチョンに思うところがあります。不比等邸を海龍王寺としている点です。他の資料は法華寺を中心とするもう少し大きな区画となっています。時間の変化なのか?発掘調査がされていないくて確定できていないのか?この点は未解明です。新たな疑問が生まれました。
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