「刀剣 もののふの心」展 サントリー美術館
刀剣にはあまり興味がなく、東京国立博物館の刀剣展示室もサラーと過ぎていくのが毎度でした。サントリー美術館開館60周年記念展と銘打ったこの展覧会もスルーしていたのですが、『桶狭間で織田信長が今川義元を討った時の戦利品として、義元所持の刀を信長が由来を銘に入れ、その後、秀吉、家康と伝えられた」刀が出展されているとなると、一目見たいと会期末が迫る中、26日に行ってきました。
この刀は明暦の大火で被災し、再刃した歴史も持っています。銘は、片面に「永禄三年五月十九日 義元討捕刻彼所持刀」もう一面に織田尾張守信長」と刻まれています。
「信長」の部分のみ金象嵌ではなくなっていました。信長は、桶狭間の時は「上総介」だったのではないのか?と疑問に思い、帰宅してから調べたら、来歴に異論もあるようです。その部分は専門家に任せるとして、他に足利将軍所持の刀などもあり、物語絵、武者絵など絵画の展示と併せて楽しめました。
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