「正倉院の世界」展 仲麻呂の署名 東京国立博物館
聖武天皇の遺愛の調度品等・・・素晴らしい美術・工芸品の展示に隠れて
武器・武具の展示が少なかったことに注目しました
調度品等に比べれば圧倒的に武器・武具が多かったはずです
正倉院に収められた目録である「東大寺献物帳」の巻末にある
藤原仲麻呂の署名にくぎ付けになりました
有名人にサインをもらった時の感激に似ています
ただ、仲麻呂は今から1300年以前の人です
今でいえば総理大臣に当たり、
天皇を飾り物にして、思うがままにできる一歩手前までいきながら
クーデターを起こし敗れて殺されました
日本史上稀有の例です
この署名をした8年後のことです
その人の直筆署名が目の前にある!!!
それと『行大納言』の表記などこ、この一行は勉強になりました
この件に図録で触れているのは、たった3行です
ただ、「武器・武具が400点ほどあったが、このクーデターの時に
仲麻呂が持ち出して、ほとんど帰らなかった」が
武器・武具の展示が少ないことにつながっています
正倉院の多量の武器・武具は平穏を守るために献納されたのか?
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