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『斗南藩』読了

斗南藩と聞いてもピンとこない人が多いのでしょうが、明治維新の戦いで敗れた会津藩が23万石から下北半島の地にわずか3万石となって成立しました。厳しい自然環境のなか、移住した1万数千人が塗炭の苦しみを味わいました。
小学校の修学旅行で行くなどした経験から会津には関心と同情心がありました。

この本で、どんな過酷な環境であったかを詳しく知ることができました。さらに同情する一方で、違和感も感じるようになりました。
本書の根底に流れているのは、薩長に対する骨髄にしみる恨みつらみです。その一方で、悲惨な運命に導いた藩主の松平容保には「ただもう感涙あるのみ」です。ひどい目にあわされた藩士の代弁ではあっても、歴史書としての冷静さに欠ける記述に残念な思いを感じました。
恨みつらみも「武士として」であって、会津藩の領民が視野に入っていません。新しい国を作るという視点もありません。維新の敗者となった一端が何かを感じました。

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