「北斎とジャポニズム」展
(1月26日)
会期があと数日と言うところで行ってきました。前売り券を持っていましたので少々焦りがありました。
北斎がヨーロッパに与えた影響が丁寧に解かれています。
年末に見たゴッホ展と重なる点もありましたが、こちらの展覧会の方が数段よかった。影響を受けたゴッホの視点より、影響の発信者からの視点という点がわかりやすさに結びついたように感じます。
この展覧会の後、常設展を見ました。絵の制作年代に注意して北斎の影響前の西洋絵画と比較すると、北斎の影響の大きさをさらに実感しました。一言で言うと「キリスト教的お行儀の良い絵画」に対して北斎は「破天荒」そんな印象です。ヨーロッパの受けた衝撃の大きさを垣間見ました。
会場で、影響を受けた絵を見て『これは盗作だ』と言う声を聞きました。同感です。
そして大きな波の絵の前で長く立ち止まって語り合っていたフランス人が印象に残りました。
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