道明寺(大阪)と久米寺(奈良)
1月末に大阪から奈良に行ってました。古墳や古代の遺跡を巡りました。「古墳ガール」なる言葉を聞きますが、あまり見かけたことはありません。古墳も好きなのですが、“礎石”も好きです。かつては栄耀栄華を誇りながらも建物を失って礎石のみが嘗てを偲ばせている姿に歴史を感じます。
大阪・道明寺
菅原道真を出した土師(はじ)氏の寺です。土師寺の址です。
塔の芯礎
中心の穴は塔の芯柱を受けた礎石です。比較のため定期券入れを置きました。
奈良・久米寺
久米仙人の話は有名です。
塔の芯楚
薬師寺の東塔と興福寺の芯柱の一番下をみる機会がありました。薬師寺東塔では、礎石との接点は直に見ることはできなかったのですが、興福寺の東塔では見ることができました。芯礎は凸形をしていました。
芯楚の例
藤原京の址地の元薬師寺は、東塔が凹形で西塔が凸形です。
塔の芯柱の受け方の違いです。
こうした礎石が残っているのは、奇跡だと思います。城つくりの際、石が持って行かれます。姫路城では古墳の石棺までが天守台に使われています。地下に眠っているか?信仰の対象などになって残ったのか?歴史を語りかけてきます。
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