興福寺・阿修羅像の合掌
8年ほど前に上野の国立博物館で『阿修羅展』が開かれた時に、合掌している両手が真正面ではなく、ずれているのでその理由をその場で聞いたのですが、答えが返ってきませんでした。
色々調べて、明治期に、阿修羅の腕は壊れていたので、修復の過程で中心線からずれてしまっただろうと推測しました。
明治期の壊れた状態の阿修羅像
赤で囲った腕は失われていました。新たに作って補っています。
22日の朝日新聞の記事で「ひじの先から無くなっていた部分を補って、今の形にした。この時に中心線からずれてしまったことが、CTスキャンの結果、わかった。」とありました。
思っていた通りの研究結果です。
中心線を外したのは、お粗末ですが、繰り返しじーっと見ても、補修で新たにひじから先を補ったようには見えませんでした。
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