飛鳥の巨大ため池(益田池の堤)
明日香(飛鳥)に行くと言えば甘樫の丘を中心とする地域に足が向いてしまいます。私もそうです。橿原神宮前駅から徒歩5分ほどの所に大きな堤防址があることを知りました。矢印のところです。(青の部分も堤の一部と推定されます)
そもそも橿原考古学研究所の博物館に大きな樋管が以前から展示してあります。知ってはいましたが気に留めませんでした。
堤が公園となって保存されています。幅30m高さ8m平安時代の初期(822年)に飢饉に見舞われその対策として築かれました。
博物館で見ても、関心は生まれなかったのですが、実際の土木工事の址を見ると驚きます。
貯水量は140万トン
ため池の範囲を現在の地図に重ねてみました。
こんなに大きいため池があった事に衝撃を受けました。飛鳥には数えきれないほど来ていますが、この土木工事を気に留めていなかった自分にもショックを受けました。
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