“徳川家康展”国立公文書館
この展覧会のサブタイトルは、「将軍家蔵書から見るその生涯」です。
江戸城内の将軍家の蔵書、昌平坂学問所等の蔵書が明治維新後に新政府に引き継がれ、現在公文書館でおさめられていいます。その書物を典拠として家康の誕生から死と神格化までの生涯をたどるという展覧会です。
江戸幕府の正史の「御実紀」通称徳川実紀など、普段、読んでいる本に根拠として引用されている書物など、江戸城の奥で保管されいた書物の実物が見れるという贅沢な展覧会です。しかも、無料です。
公家諸法度
歴史の教科書に必ず出てきます。
後世に書かれた書物もありますが、多くは、その時代の書物ですので、リアリティーがあります。
書物の来歴が「大名から献上された。」との説明には、将軍家の威光を感じます。政治権力のみならず、文化も将軍家に集められました。
私にとって、おなじみの吾妻鏡(鎌倉時代)の記録もありました。
国立公文書館の展示室は、江戸城天守閣から最も近い場所にある展示施設です。家康が死んで今年が400年。家康も想像できなかった時代の移り変わりです。
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