『源頼政と木曽義仲』中公新書
平家全盛の世を数少ない源氏の頼政が生きぬいたのか?興味をズーッと持っていました。
平清盛は権勢を誇りながら「源平並立」の型にメリットを認めたところに頼政の存在を必要とした。以仁王の「平家打倒の令旨」に応え反旗を翻したのは、計画的ではなかった。等、挙兵に至る様相がわかりました。長年モヤモヤしていたものが晴れました。
昨年暮れに、宇治平等院で頼政の墓と自刃した場所の“扇の芝”に参った事もあり、私にはタイムリーな出版でした。
本の後半の木曽義仲については、良く知られていますので目新しい内容はありませんでした。前半の源頼政についての記述だけでも読む価値があると思います。
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