ラグビーが持つスポーツ文化
ラグビーワールドカップでの南ア戦で、これまでラグビーに感心の無い方からも注目が集まっています。
良く聞く声が「日本代表に外国人が入っている。」です。率直な声でしょうし、他のスポーツではない事なので違和感を感じることも無理からぬことです。
五郎丸選手がツイッターで述べて注目されています。
『ラグビーが注目されてる今だからこそ日本代表にいる外国人選手にもスポットを。彼らは母国の代表より日本を選び日本のために戦っている最高の仲間だ。国籍は違うが日本を背負っている。これがラグビーだ。』
最強チームのオールブラックスとて事情は同じです。
ラグビーに怪我はつきものです。それがもとでラグビーをやめざるを得なくなることさえあります。『体を張る』 生半可な覚悟では無理です。そうした覚悟をプレーを通して目の前で見ていますので、「外国出身」とかは全く気になりません。
ワールドカップ前の国内最終戦でも、秩父宮の観客は、選手みんなの名前をあげて大きな声で応援し送り出しました。
他のスポーツでは、勝敗などを巡って暴動が起きたり、選手が射殺された例さえあります。過度のスポーツナショナリズムです。
ワールドカップを2回見に行ってます。試合に負ければどんなに悔しいか! ワールドカップになればなおさらです。 でも、試合後は気持ちを切り替えて相手を讃えます。ノーサイドです。
五郎丸選手は、また、ラグビーの魅力について次のようにも述べています。
『 ラグビーは見返りを求めず体を張って、仲間のためにプレーするところが一番の魅力です。』
まさしく見る方も、その魅力にひかれています。
きっと、ラグビーの試合を、特に生で見てもらえれば、「外国出身がどうのこうの」という気持ちは消えて行くと思います。是非試合を見てもらいたい!
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