“発掘された日本列島2015”
今日は、江戸東京博物館から、上野の国立博物館へとまわりました。
江戸東京博物館でのお目当ては“発掘された日本列島2015”です。
会場入口の目玉展示は、栃木県下野市の甲塚古墳出土の埴輪です。
機織機の埴輪もあります。
機織機と言えば「海の正倉院」と呼ばれる沖ノ島から発見された金属性のミニチュアが有名ですが、埴輪となると聞いたこともありません。それもそのはず初例のようです。そして機織り娘の服が、白地に大柄な赤の水玉模様です。
(復元予想写真)
埴輪に近づいてみるとしっかり水玉模様が見えます。
他の女性埴輪にも水玉模様と赤・白の彩色跡が残っていました。
もう一つ注目したのは、豊臣秀吉の後継者の地位から落ち、切腹を申し付けられた関白・豊臣秀次の“供養塔”です。
秀次の戒名が刻まれています。秀次に関わるものに出合うとは思いませんでした。しかも同時代のものです。
文化庁の調査官の説明を聴きました。笑も誘い、楽しい解説でした。
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