マンションの玄関前の家光の燈籠
目白台の裏通りを歩いていた時、小ぶりのマンションの玄関前に不釣り合いな燈籠がありました。
笠の部分に『葵の紋』があります。
近寄って見ると『大猷院殿尊前』・・・・徳川家光の諡名が刻まれています。
将軍家光と言えども、上野の寛永寺近辺ではやはり燈籠が崩れて放置されているのを見かけますので、燈籠そのものには驚きませんでしたが、マンションの玄関先にあることには奇異に感じました。
刻まれた年号が『慶安五年』ですから死去した翌年に建てられています。近年寛永寺あたりから持ってきた物かと思われます。
「地震で倒壊する危険があるので近寄らないでください」の注意札がありますが、私のように『あれっ!』と思って近寄る人はいるのでしょう。文化財ではありますが、縁起物ではないのでここに置く事にはどうかな?と思います。
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