“細川家起請文の世界”展 永青文庫
信長の直筆を見て以来の永青文庫でした。
起請文=誓約書です。豊臣秀吉に出された家康の起請文などは結局ホゴにされましたが、細川家の起請文の4割は、二代目忠興の代に集中しています。
なぜ?・・・・・お家騒動で忠興が我が子、わが孫と対立した中で、重臣が『忠節』を起請文にしたことがその理由です。
関ヶ原という大きなうねりを乗り越えた忠興でしたが、その後は平穏というわけではなかったようです。
毒見役の存在が文書で確認されたことが話題になったこの展覧会ですが、文書の持つ緊迫感が伝わってきます。
永青文庫は、アクセスが必ずしも良くありません。が、『信長の直筆』展でコンパクトでも質の高い展覧会を実感しましたので、友の会に入会しました。会員証のデザインは2種類から選べます。
本館は6月末から9月中旬まで改修工事のため休館になります。友の会に入ったばかりなので「あらら!」と思ったのですが、有効期限は、考慮してくれそうです。逆に改修明けの展覧会に期待しています。
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