護国寺(東京・文京区)
5日は、護国寺に寄ってきました。五代将軍徳川綱吉が生母桂昌院(家光の側室)のために建立しました。建物は空襲の被害も免れ“元禄”の空気を伝えています。
まず、墓域へ行きました。
大隈重信のお墓
三条実美のお墓
正面からは入れませんが、お隣のお墓から近寄ることができます。
山縣有朋のお墓
三条、山縣とも鳥居があって神式のお墓です。
ここは、お寺であって神社ではないのにお墓の前に鳥居!?
明治の元勲にして、神仏分離を命じた側では?との疑問がわいてきました。
本堂を拝観したのですが、僧職の方が「説明してくれる」というハプニング。本尊の裏まで案内してくれるという幸運に恵まれました。
太平洋戦争で焼夷弾が落下したが屋根の傾斜が急で焼夷弾は滑り落ちて幸いにも火災にならなかったとのことでした。
護国寺は、幕府の祈願寺で檀家はなかったのですが、明治になって三条実美などが寺域に墓を立てて援護してくれたようです。
神式の墓である理由がわかりました。神式なのでお寺としては供養の儀式などはしていないそうです。
明治維新の一つの側面を見た思いでした。
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