“日本国宝展” 東京国立博物館
遅らばせながら、上野の国立博物館の“日本国宝展”を見に行ってきました。
既に見たことがある国宝も結構ありましたので、『大感激』とはいきませんでした。海の正倉院と言われる沖ノ島の出土品の展示は物足りなさを特に感じました。
混雑していたので1回目に観客が少ないところ見て、2回目に図録でチェックしさらに見ました。そしていったん会場から出てTV画像でチェックして再入場して仕上げの見学をしました。
その中で特に印象に残った展示品・2点について
法隆寺献物帳
藤原仲麻呂(恵美押勝)の署名が見られました。756年ですからクーデター未遂(反乱)により殺害される8年前になります。この署名をした時点で、だれが彼の人生の最後を予想できたでしょうか、人生は計りがたいものです。
玉虫厨子
1400年ほど前のあまりにも有名な厨子です。はじめて見ました。装飾に使われた玉虫の翅が2563枚残っているそうです。1回目に見た時にどなたかが『玉虫の翅が見えるところを教えていました』酔狂な人がいるものだと思っていました。
特別展の会場に入る前に左手に8Kのテレビで紹介のビデオが流されていました。このビデオを見るとどこに翅があるかよくわかります。3回目に見に行った時、「翅はどこについているのかしら?」と独り言のように言う方がおられたので、教えてあげました。そうしたら次から次と・・・・・、気づいたら私が酔狂な人になっていました。ただ、目で確認できる翅は少ないです。
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