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都塚古墳に思う

明日香にある都塚古墳が“階段ピラミッド状”であることがわかり、現地説明会に多くの人が見学に訪れてニュースになっています。

実は、私が初めて古墳の石室に入ったのがこの都塚古墳です。今からン十年前の学生時代のことでした。サークルの夏合宿を現地解散して飛鳥へ向かい、メインは石舞台古墳でしたが、史跡地図に石舞台古墳の裏にある都塚古墳が載っていましたので訪れてみました。期待もしていませんでしたが、石室が開口していました。開口しているとは思っていませんでしたのでちょっとした興奮状態になりました。今に至る古墳遍歴のスタートでした。2度目に訪れた時は鉄製の柵が作られていて石室の中に入ることはできなくなっていました。
古墳の墳丘が“前方後円墳”から“方墳”へ移行させたのは蘇我氏ですから、稲目か、入鹿の墓ではというのは、よく理解できます。ただ、初めて訪れた時は、そのような学説はなかったと思います。
しかし、こんもりした古墳の盛り土が、角がある“階段ピラミッド状”であったとは!学術調査をしてみないとわからないものですね。

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