特別展“栄西と建仁寺” 東京国立博物館
お茶を日本に伝えたことで知られる栄西を「ヨウサイ」と呼ぶのは、江戸時代の書にカナが振ってあることで建仁寺では「ヨウサイ」と呼んでいるとのことで、その書が展示されていました。
「建仁寺の方丈は、安国寺恵瓊が江戸時代に方丈を再建した」とパネル展示がありました。「江戸時代??」
恵瓊は関ケ原の合戦で敗れ、斬首されました。思わず、私の知っている安国寺恵瓊の他に名前を継いだ者がいたのかと思いました。そんなことはなくパネルの解説が不適切です。
何十年も前に、栄西が初めて日本に茶を伝えた茶畑を九州の平戸に訪ねたことがあります。タクシーの運転手が「なんと物好きな!」といった表情をしていたことが忘れられません。展示では、平戸のことは全く触れられていませんでした。
俵屋宗達の“風神雷神図屏風”が目玉展示?のようですが、この作品も含めて“風神雷神図屏風”多く見ています。本館に尾形光琳の“風神雷神図屏風”が協賛展示されていました。
この展覧会は、全般的に私にとって興味をそそる展示は多くはありませんでした。むしろ、本館での“新指定の重要文化財 後白河院庁下文”にあった平清盛の花押の方を興味深く見ました。
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