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古墳はどこから始まった

「古墳時代」というぐらいですから、前代の弥生式墓制と一線を引く古墳は、奈良の纏向(まきむく)から始まった。と、今のところ理解してよいかと思います。今回の旅行(14~17日)では、纏向遺跡を丁寧に廻ることはできませんでしたが、出現期の古墳の一つは訪れることはできました。

ホケノ山古墳(出現期古墳)3世紀中頃

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後円部に主体の埋葬施設がありますが、手前前方部にも棺があります。築造時期と同じころだそうです。特異な例です。この古墳は箸墓より古いと考えられています。

有名な箸墓古墳です。3世紀中頃

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卑弥呼の墓か?とも言われていますが、宮内庁の指定の陵墓(倭迹迹日百襲媛)になっていて発掘調査はされていません。卑弥呼の墓とするには疑問も投げかけられています。

黒塚古墳(行政区域としては天理市になります)3世紀末

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隣接の博物館に竪穴式石室が実物大に復元されています。箸墓古墳もこれに似ているのかなと、想像が膨らみます。

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この古墳は,戦国時代に城に使われたり、江戸時代は、織田有楽斎の子孫の柳本藩の藩庁になりました。

桜井茶臼山古墳  4世紀初め

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墳頂部です。後方に三輪山を望みます。

メスリ山古墳  4世紀初め

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墳頂部に窪みがあって、石がいくつか露出しています。竪穴石室の上部の石でしょうか

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桜井茶臼山古墳ともども大王(天皇)陵クラスですが、記紀に所在の記載がありません。それがために大王の系譜から外されている感があります。果たしてそれでよいのか?疑問に思う学者もいます。謎を抱いたまま眠っています。

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