斉明天皇の真陵・牽牛子塚古墳と腰塚御門古墳
今回の旅行で、宮内庁指定の斉明天皇陵の車木ケンノウ古墳には行けませんでした。次の機会に行きたいと思っています。円墳だとのことですが、これを斉明天皇陵とする学者はいないそうです。他に候補として、小谷古墳、岩屋山古墳があげれれていますが、牽牛子塚古墳でほぼ決着したと見て良いでしょう。
訪れた日(3月17日」)現在、墳丘にはシートがかけられていました。発掘の結果、八角形墳であることが明らかになりました。
石槨(一体型の石室といった感じです)への入り口
左側の石は塞石です。
間人皇女との合葬と一致する中央に間仕切りがあります。
石槨内の天井はドーム状になっていて、優しい印象を受けます。
左の部屋の奥壁から天井にひび割れがあります。
地震の影響だそうです。
斉明天皇陵として決定的になったのは、まったく知られていない古墳が発見され、「大田皇女を葬った」との記述に一致したことです。腰塚御門塚と名付けられました。しかし、埋め戻されて標識も何も建てられていません。
私が見学している間に学生の3人組が来ましたが、こちらに注意を払うことなく帰って行きました。注意深く見ると土止めの痕が残っていて「ここだ」と分かります。
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