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西殿塚古墳の盗掘騒動

私が先週訪れた天理市にある“西殿塚古墳”に歴史愛好家が盗掘を図ったとのこと、以下報道記事です。

 

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宮内庁が陵墓として管理する奈良県天理市の大型前方後円墳・西殿塚古墳(にしとのづかこふん、全長230メートル)が、東京在住の歴史愛好家の男性に盗掘されていたことが昨年夏、明らかになった。パトロール中の宮内庁職員が偶然見つけたために大きな被害こそなかったが、墳丘は高さ1メートルほどの生け垣で囲まれるだけで特に防犯設備はなく、広大な古墳では再発防止も容易ではない。副葬品を狙う盗掘は中世に頻発したが、明治以降は激減。人々の皇室への畏敬の思いが陵墓を守ってきたといえるだけに、関係者に衝撃を与えた。
 「古墳の中の様子を知りたかった」という男性が盗掘を図ったのは、事件が発覚する1年ほど前の平成24年8月13日。墳丘の一部を数十センチほど掘り下げた程度で、副葬品などは奪われなかった。このため男性は墓などを掘り返した際に適用される墳墓発掘容疑で書類送検され、その後、起訴猶予処分となった。

 

私も、この記事に言うところの“歴史愛好家”ということになるのでしょうが、この記事の人の行動は全く理解できません。ルールの範囲内での行動が求められます。学問的好奇心があるなら、専門家による発掘調査を待つべきです。この古墳についてはそうしたことは期待できないにせよ、素人が穴を掘って何に何るでしょうか?そもそもこうした大型の古墳のほとんどは盗掘を受けています。非難されるべき行動です。
ただし、この記事の『人々の皇室への畏敬の思いが陵墓を守ってきたといえる』には少し違和感を感じます。全く時代の合わない手白香皇女の墓とする宮内庁による虚構の固定ということは、これまた非難されてよいと思います。

 

歴史愛好家なら、現地に案内板が設置されています。それを読んで、了とすべきです。

 

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