手白香皇女(継体天皇の皇后)の宮内庁指定の古墳
西殿塚古墳は、宮内庁が指定する手白香皇女(継体天皇の皇后)の衾田(ふすまだ)陵です。
全長230mの堂々たる古墳です。手白香皇女の真陵とされる西山塚古墳が114mですから、西殿塚古墳の威容がわかろうというものです。ですが、逆に、陵の比定の時に小さな西山塚古墳を選択できなかったことも一つの理由だったと思われます。宮内庁指定ですから、前方部に拝所が設けられています。
桜井市にある宮内庁指定の陵では見ることはなかったのですが、ここの陵では宮内庁の拝所の横に天理市の説明版がありました。
さすがに「真陵ではない」とは書いてありませんが「3世紀頃の古墳」と表記されています。手白香皇女は6世紀の人物ですので、わかる人にはわかるということです。宮内庁の施設に接して建てられていますので、精いっぱいの表現なのでしょう。
真陵の西山塚古墳を見てからここへ来た方は、よく理解できるのでしょうが、西山塚古墳にはこちらほど多くの方は行かないと思われます。
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