都営団地自治会・防災講師
今日は都営団地の自治会の防災講演会の講師を勤めました。演題は『これから地域で想定される災害』です。
お住まいの建物は頑丈ですから、皆さんそれほど深刻には考えていなかったように思います。災害伝言板などを知らない方が目立ちました。災害に対する安心感が先行しているのでしょう。
まず、大雨に対する警戒について、今回の伊豆大島の雨量のデータを示して「行政の対応のまずさとは別に、この雨量をみたら自主避難ですよね、皆さんもそう思うでしょう。」と同意を求めたのです。が、全く反応なし。予想通りの反応です。なぜならこの数値が意味する状況を理解する情報を持っていないからです。
そこで身近で起きた過去の災害の雨量と状況を説明しました。今回の伊豆大島の雨量がとんでもない数値であることを理解していただけたようです。「こうしたバックデータをきちんと身につけて身近に起こりそうな時は自主判断してください。」と訴えました。
次に地震です。ライフラインで水道が30日近く止まったら、そして電気が6日間ともったらエレベーターもとまるわけですから『4、5階から上の方は、飲み水の確保の重労働に耐えられますか?』と、大雨は「階下の方で私は被災しない」と思っていた方にも問題を投げかけました。「建物が頑丈でも避難所へ行かざるを得ない人が多く出るでしょう。」と、話しました。
参加者の多くの方に「何が起きるか」を明示して「対策を真剣に考えてもらう」そうした私の話は理解していただけたと思います。
最後に「理解しただけでは、ダメです。実際に行動してはじめて意味があります。」と強く訴えました。
ポケットガイドなども配布しました。
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