“エル・グレコ”展
ドメニコス・テオトコプーロスというのが名前でエル・グレコ(ギリシャ人)というのはニックネームであったというのは、今回の展覧会で知りました。「グレコ」と聞けばそうかもと思うのですが、気にしなければ全く気づきませんでした。
経歴の中で目に引いたのが、祭壇画を収めた教会との金銭トラブルが何回もあった事です。教会は型通りの絵を期待したのに対して、エル・グレコの芸術家としての自己主張が衝突の原因だったようです。
クリスチャンではない私にとって宗教画は、もう一つピンとこないのですが、会場には、“フランシスコ・ザビエル”の絵が出てきそうな雰囲気が漂っていました。
展示が終わると“無原罪のお宿り”の祭壇風のミニュチュアがあって、どうやら記念撮影用らしいのですが、絵の前の壇に立つと絵が見えなくなります。私も含めて登壇する人を見かけません。写真を撮るだけです。“無原罪のお宿り”にお尻を向けてしかも絵を隠すというのはちょっと遠慮です。26日に行ってきましたが、それほど混んではいませんでした。
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