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十二月大歌舞伎 新橋演舞場

昼の部
御摂勧進帳(ごひいきかんじんちょう)
 暫
 色手綱恋の関札
 芋洗い勧進帳

題名でわかるように義経の逃避行物語です。安永2年(1773年)初演されたものを二百年振りで昭和43年に復活上演された作品です。お芝居の中で三越のコマーシャルが出てきます。元々歌舞伎は江戸時代の最大娯楽で宣伝効果抜群でした。演劇中に店の宣伝が出ることは全く不自然ではありません。250年前のオリジナルの台本で三越の名があったのでしょうか?だとしたら宣伝料は安くなります。そちらの方が気になりました。

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夜の部
籠釣瓶花街酔醒(かごつるべさとのえいざめ)
奴道成寺(やっこどうじょうじ)

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籠釣瓶花街酔醒は、享保年間に起きた遊女や周囲の人が殺された事件がモデルになっています。吉原でのしきたりなどが良くわかります。菊五郎さんの表情の暗転の表現がさすがです。菊之助さんの女形は本当にきれいです。

奴道成寺は三津五郎さんの舞踏です。おかめ、ひょっとこ、お大尽のお面を早変わりでかぶり男、女の所作を見事に踊りで表現していました。三津五郎さんの踊りの表現の豊かさが伝わってきました。

劇場の正面に飾られる歌舞伎絵の絵師鳥居派九代目の鳥居清光さんは女絵師であることをテレビの番組で知りました。74歳だそうですが、後継者がいないと伝えていました。どうなっちゃうのでしょうか?

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