近つ飛鳥博物館(大阪府)
近鉄の喜志駅から電動アシストのレンタサイクルで行きました。古墳めぐりはアップダウンがありますので電動でないときついです。1日400円ですからお安いです。ただ電動の力が結構へたっていました。
町並みが切れると二上山が目に飛び込んできます。
大阪側からしげしげと見たのは何十年振りでしょうか。
博物館に入っていきなり「この建物の設計者は誰ですか?」と聞いたら受付の方が嬉しそうに「安藤忠雄さんです。」
私が「やっぱり!」と応えると、すぐ建物の見所を教えてくれました。
古墳時代の展示が主で「横口式石槨」という終末期の珍しい古墳の築造模型などを初めて見ました。
同じ大阪でも北部の茨木市の紫金山古墳の出土品の展示がありました。
2009年3月にこの古墳に行ってますが、墳頂部に大きなコンクリートの工作物があったのでよく記憶しています。
出土品の1枚の鏡に釘付けになりました。
鏡の外周に勾玉が35個鋳出されています。こんな鏡は見たこともありません。極めて特異な鏡です。現地に行った時、案内看板に写真が載っていましたがそれほど気にも留めませんでした。現物を見るとインパクトが違います。
藤井寺市の三ツ塚古墳から出土した修羅が保存処理が終わって展示されています。
発見当時大きな話題となり、その1年後ぐらいに私もこの古墳を訪れました。懐かしい感じがします。
ところで、博物館のホームページの説明に『三ツ塚古墳の集合から出土した「修羅」。』とありますが、「集合」は「周濠」のあやまりだと思います。博物館に問い合わせを入れました。
博物館の周囲に古墳群がいくつもあります。「どうせマウントがコロコロあるのだろう。」と思っていましたら、かなりの密度で石室が分布していました。
多くは石室上部が破壊されていますが、敏達、用明、推古天皇の陵の近くです。きっと当時の有力者なのでしょう。展示されている副葬品から感じました。ひょっとすると当時の記録に名を残している人かもしれません。しかし今となっては名前はわかりません。
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