金山城跡(群馬県太田市)
太田駅から車で5分ほどの所に金山城跡はあります。山城です。10月に前橋の群馬県立歴史博物館でこの山城のジオラマを見た時、「すごい城がこんなところにあった!」と強く印象に残りました。
(群馬県立歴史博物館のジオラマ)
12月のラグビーの試合では、今までは日帰りですが、宿泊してでもこの城を見ようと決めていました。
(12月2日)
まず、金山城址ガイダンス施設を訪れました。城山の中にあります。このお城の歴史と全体像を学びます。模型もあり大変参考になります。城址に行く前に絶対寄るべきです。
注目したのは、城山の一部といってよいでしょう、“八王子山ノ砦城”があります。(上のジオラマの写真の手前の部分)
このお城は、東京の“八王子城”、のぼうの城の“忍城”と共に北条の城として豊臣秀吉に攻められました。東京の八王子城と何か関連があるのか?質問したのですが、学芸員は不在で、確たる返事はなかったのですが、たまたまどちらも八王子の信仰があったということのようで、直接の関係はなさそうです。
予想に違わぬ素晴らしい城です。地元の東京の八王子城とついつい比較してしまいますが、こちらが数段城として整っています。それは八王子城が築城から落城・廃城まで10年程だったのに対して、この金山城は90年の歴史があります。その差でしょう。
大手虎口を城内から見たものです。
このようにガイダンス施設の模型(写真上)を見ておくとよく理解できます。門を破って入って来ても通路の両側から責められます。
200メートルの高さの山ですが、その頂上近くに大きな池があります。
池は、もう一つあります。井戸というレベルの大きさではありません。これだけの水が確保されれば城の機能は十分に発揮されます。
眼下には
東日本最大の前方後円墳の天神山古墳、女体山古墳などが見えます。
日光の男体山、白根山、浅間山、富士山、東京まで見渡せます。
遥か新潟との県境の山々(写真)も見えます。この地が争奪地になったことが、眺めからも理解できます。
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