防災隣組・はしご登り訓練
今日は、防災隣組の訓練でした。はしごで屋根に登る訓練をしました。私が住んでいる地域は多摩直下型地震、立川断層型地震では、震度6弱が想定されています。
東日本大震災の気象庁発表の私の市は震度5弱でした。ご近所で瓦が落ちた家がありました。「地盤などの条件で震度は変わってきます。私たちの住む地域の一部では震度が1ランク上にあがって揺れがおおきくなる可能性があります。」という私の警告がそのまま現実となり、震度5強~6弱に相当する震度となりました。
来るべく想定される地震の震度が6弱ということは私の住む地域の一部は震度6強はみておかなければいけません。
私は東日本大震災の2か月後に仙台へ行きました。
郡山を過ぎたあたりから屋根瓦が落ちてブルーシートがかかったままの家が多くあるのを新幹線から見ました。更に今夏岩手へ帰郷した方から、「瓦職人さんの手がまわらず、いまだに屋根にブルーシートの家があって驚いた」との話を聞き、私も驚きました。
多摩直下型地震では、避難者が東日本大震災の5倍、阪神淡路大震災のじつに10倍近くです。被害規模が全く違います。屋根瓦が落下したら、修復するのにどのくらい待てばよいのか見当もつきません。そうした共通認識を持って、まず、屋根に登る訓練をしました。
宅地そのものが道路より1mほど高くなっていますので総2階の家の屋根は高く感じます。さらに雛壇型の宅地ですので区画によって登り方が変わります。2階のベランダから登れるご家庭もあったり、屋根の形状が複雑だったり家ごとに違いました。そうした個別の情報は大切です。
伸縮はしごは、油がさしてなく伸ばすときに苦労しました。さらに操作用のロープが切れたりでメンテが必要であることが大切であることがわかりました。(梯子は我が家のを使いました。つまり私のメンテが良くなかったということです。まだ他の家庭が伸縮はしごを持っていて隣近所マップに記載してあります)
ロープをかけてみたのですが、持ってあがったら絡まったりもしました。今日は屋根にロープを渡してみた所まででしたが、ご近所が協力して行う大切な訓練であることを実感しました。
国が防災訓練をし、市も訓練をし、町内会も訓練をします。初期消火や救命講習などのプログラム化された訓練は必要ですが、もう一つ小さい単位での訓練が必要です。隣組の訓練です。実はこれが一番大切だと思っています。今回の訓練を通じてその大切さを参加者が再認識しました。
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