“大英博物館 古代エジプト”展
六本木ヒルズの森アーツギャラリーで“大英博物館 古代エジプト”展が9月17日まで開かれています。夏休みでお子さんの姿を多く見かけましたが、混雑しているというほどではありませんでした。
ポスターデザインです。
“口開けの儀式”です。黄泉の国で食事を食べるということで、ミイラがあの世で生きてゆくスタートになります。
展示は、37メートルにもなる最長の“死者の書”を中心としたもので、“エジプト展”というより“死者の書展”なのですが、“死者の書展”では観客を呼べないからなのでしょうか。ですが、面白かったです。“死者の書”はエジプト展で必ず展示されるアイテムで、「口開けの儀式」などを見てさっと過ぎてしまいがちですが、じっくりと内容を見れて面白かったです。
最長のこの死者の書は、大英博物館に寄贈した方の名前を取って「グリーンフィールド・パピルス」と呼ばれます。紀元前10世紀の古代エジプトで、大司祭の娘ネシタネベトイシェルウが亡くなった際に添えられた物です。日本流に云えば「三途の川の正しい渡り方」のガイドブックです。解説展示と映像解説の両方があって、無理なく理解できます。
ミュージアムショップに並べられた商品も結構豊富でした。
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