こんなもの?首都圏直下地震の被害想定
首都圏直下地震の被害想定が東京都から発表され、大きく報じられています。
発表当事者が東京都」ですので、首都圏とうたいながら東京都以外の地区については除外されています。
東京湾北部地震は、浦安から市原へ伸びている断層が地震を起こしたと想定しているように見えます。で、あるならば千葉県の浦安-船橋-千葉-市原が大きな被害を出すことが予想されます。
私は、子供のころ新潟地震に遭っています。津波が信濃川を遡ってくるのを橋の上に上がって逃れました。津波が来る前に既に護岸は地震によって破壊されていました。「守ってくれると思っていたものが守ってくれない」これが地震です。0メートル地帯の護岸はすべてが大丈夫なのか?水門はちゃんと閉じてくれるのか?それらが機能しないことも想定しておいた方が良いのではないでしょうか。
多摩南西部に関しては、小田原で起きる国府津-松田断層や伊勢原、鶴川断層も気になります。
立川断層の震度分布も発表されました。
立川断層の(おおよその)位置は私が加筆しました。
多摩直下というのは、特定の断層が動いた地震というわけではなく、ここでM7.3の地震が起きたらとの想定です。
ですから震度分布が同心円状に近くなっています。上記の分布とは大きく異なっています。
こうした想定より、先にあげた神奈川県を走る断層による想定がすでに発表されていますが、改訂の必要はないのでしょうか?そちらの方が知りたいところです。
一番気を付けなければならないことは、こうした情報は気にするけれど、自分の家庭の備えに結びつかないことです。地震がいつ来るかはわかりません。しかし必ず来ます。備えこそ大切です。
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