今日は防災講演会の講師でした
昨年11月の町会の防災講演会で、レディースクラブの皆さんが炊き出しの準備で聴くことができなかった。ということで、あらためて場を設けてほしいとのリクエストがあり、今日、講師を勤めました。30名ほど集まり、前回聴けなかったようで男性も4人ほど来場しました。
基本的には昨年11月の講演と同じ内容のつもりでしたが、「首都圏直下の地震発生可能性が、4年以内で70%、或いは5年以内28%」という報道があり、その解説や、前回1時間という時間の縛りがあって意を尽くせない点もあったので、パワーポイントのページを増やし、動画もニュース1本からニュース2本を含む3本にしました。結果的には前回内容で触れていない点が増え、時間もたっぷり1時間30分でした。
「町会のエリアで起きる、土砂災害、液状化被害、洪水」などですが、洪水の被害の可能性は低いとはいえ、洪水ハザードマップの存在を皆さん知らなかったのには、私が驚きました。
「地域においてどのような災害が起こるのかをまずは知りましょう。」という講演会でしたので、どのような備えが必要かは講演内容の対象ではありませんでした。しかし、今日の講演を生かしてもらいたいために、道路が災害で遮断される可能性のある箇所を地図上で指摘し、「災害時には給水車が入ってこれません。給水車が来れるところまで行って、給水してもらうためには何が必要ですか?」と、問いかけました。
「ポリタンク」の返答がありましたので、「それで十分ですか?」と、問いかけなおしました。皆さん思いつきません。各家庭によって違いますが、「ポリタンクに水をいっぱい入れて坂の多い所を運ぶのは、大変です。距離に依りますが台車が必要ですよ。」と。実地状況を知った上での話だと納得してもらうのが早いです。
トイレや保存食や、飲料水の話にもなりましたが、皆さん市販の水の賞味期限をご存じありませんでした。正直、これもびっくりしました。市販の水の賞味期限は2年近くあります。冷蔵庫に入れなくても日陰において置けばOKです。まあ、2年たった水を飲むというのも抵抗があるでしょうから毎年夏が過ぎたら飲んで、更新していったらどうでしょうか!と話しました。非常用をうたった長期保存の値段の高い水は、手間をかけられないお役所用と私は考えています。
水などの備蓄は3日ではなく1週間用意しておきましょう。と、私から皆さんに話しました。
まだまだ話足りなかったけれど、今回の講演が、お役にたったら嬉しい。というより、役立てて欲しい。きめ細かな話は、もっともっと必要だと思います。
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