防災講演会“学ぶべきは関東大震災”を聴いて
今日は地震学者・武村雅之理学博士の防災講演会“学ぶべきは関東大震災” 副題「過去を知り明日に備える」を聴きました。
地震学の現状として「地震の予測を正確にはできない。過去の歴史に学んで防災に生かすことが大切です。関東大震災に学ぶことが原点になります。」として被災の状況を解説し、さらに学校耐震化という身近なトピックも取り上げるなど、「防災はみなさんが地域の被災の歴史を知り努力し、特に行動することが大切です。」と結びました。
2時間30分の講演を超簡潔にまとめると上記のようになります。。
ここからが感想です。
私も結構読んでいる吉村昭からの引用から始まって、なじみの話の連続ですんなり理解できました。
印象に残った事として、「避難するな!」にはその通りと思いました。「よく、防災訓練を避難訓練」というが、どこに避難するというのか?マスコミの喧伝とは違って都心は安全です。避難する途中のほうが危険な場所があります。わざわざ危険な場所を時間をかけて帰るより、都心に残って救助活動したほうが良い。家族の安否確認は事前に相談しておくことが肝要です。
“地震は逃げるな、津波はともかく高い所に逃げろ”
私のように郊外に住んでいる者には「避難訓練」は必要ありません。防災訓練には、惰性でやっている事が結構あります。訓練の意味をあらためて考えることが必要と思います。
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